2012年10月12日
最近、「・・・いただけますよう、お願いいたします」という文を よく見かける。
もちろん、日本語として間違っている。
「・・・いただきますよう、お願いいたします」というべきだ。
しかし、この文に違和感を感じる人は、6人に1人で、
その内「誤用だから」と答えたのは4人に1人らしい。
つまり、4%程度の人しか、この用法を誤用だと感じないということだ。
まず断っておくが、私は日本語の専門家でもないし、
敬語に詳しいわけでもない。
しかし、私以上の年代であれば、多くの人が
この用法に違和感を感じているのではないだろうか。
なぜ間違いかは、上手く説明できない
(というか、その説明自体が間違っている気がする)ので、書かないが、
「いただく」は謙譲語であり、主語は「私」。
「お願いする」の主語も「私」。
「いただける」は、さらに可能の意味が付加される。
とだけ書いておこう。
いずれにしても、すでに74%の人が違和感も感じず、
96%の人が誤用ではないと認識しているのであるから、
専門家でもない私は、素直に受け入れたほうが良いのだろう。